この記事について
この記事では、Unity公式ツール「Unity Recorder」の導入手順と基本的な使い方をわかりやすく解説します。動画・静止画・アニメーションなど多様な書き出し方法をまとめ、録画設定や注意点もコンパクトに整理しています。
この記事でわかること
- Unity RecorderはUnity公式の録画・書き出しツール
- 動画・画像・アニメーション・音声のキャプチャが可能
- Package Managerから簡単に導入できる
- Recorder Windowの各機能を徹底解説
- 初心者でもできる「最速録画チュートリアル」を紹介
- 保存先や注意点(FPS・負荷・透明度など)もまとめて解説
Unity Recorderとは何か?
Unity Recorderとは、Unity上のゲーム画面やアニメーションをそのまま録画・書き出しできる公式ツールです。

外部のキャプチャソフトを使わず、Unity単体で以下のような用途に使えます
- ゲーム画面の録画(MP4 / WebM)
- SNS用のGIF作成
- プレイ動画素材の作成
- カットシーン(Timeline)の書き出し
- スクリーンショット連続キャプチャ
- アニメーションのFBX書き出し
- テスト動作の記録
特に高画質動画が取りやすいのがポイント。Unity 6でも変わらず利用可能です。
インストール方法(Package Manager)
Unity Recorderはデフォルトでインストールされていないため、Package Managerから追加します。
※未インストールの場合は「Update」のところが「Install」になります。

- 上部メニューからWindow → Package Manager
- 左上のプルダウンでUnity Registryを選択
- 検索窓にRecorderと入力
- Recorderを選びInstall
インストールが完了するとRecorder Windowを開けるようになります。
Recorder Windowの基本機能・使い方
Recorder Windowの開き方
Window → General → Recorder → Recorder Window

| 項目 | 役割 |
|---|---|
| Start Recording | 録画開始ボタン |
| Exit Play Mode | 録画後に自動で再生を終了する |
| Recording Mode | 録画方式を選択します。 ・Manual:手動開始/停止 ・Single Frame:指定フレームを書き出し ・Frame Interval:フレーム範囲を録画 ・Time Interval:時間範囲で録画 |
| Frame Rate | 録画時のFPS設定。 ・Constant:録画FPSを固定 ・Variable:実行FPSに合わせる ・Target FPS / Cap FPS:上限値の指定 |
| Add Recorder | 録画対象の種類を追加できます。 ・Animation Clip ・Movie ・Image Sequence ・Audio |
撮影できる種類(Movie/Image/Animation/Audio)
Recorderでは用途に応じて複数のキャプチャ方法を選べます。
Movie(動画)
プロモーション動画やプレイ映像の作成に最適。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。
Image Sequence(静止画)
高品質な画像が必要なときに便利。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。
・記事の作成予定
Animation Clip(アニメーション)
Animatorで再生した動きをFBXとして書き出し可能。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。
・記事の作成予定
Audio(音声)
ゲーム内の音声だけを抽出したい場合に使用。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。
・記事の作成予定
録画の開始方法
開始方法
- Unityでゲームを再生
- Recorder WindowでStart Recordingを押す
- 必要なタイミングで停止すれば完了
直感的に操作できるため、準備不要でそのまま使い始められます。

撮影ファイルの保存場所
録画ファイルはデフォルトは「/ProjectFolder/Recordings/」に保存されます。

Recorder Window から自由に変更可能です。
C:/Users/あなたの名前/Videos/Unity/Assets/Recordings/
など自分の作業環境に合わせて設定しましょう。
注意点(FPS・負荷・レンダリング)
初心者が見落としがちなポイントをまとめておきます。
ゲームが重いと録画もカクつく
Recorderは実プレイの描画結果を録画するため、以下の通り録画動画もカクカクになります。
- ゲームが重い
- GPUが限界
- 解像度が高すぎる
フレームレート固定の設定に注意
「Constant Frame Rate」を使うと、実行FPSが30でも録画時は60fpsになる場合があります。
まとめ
Unity Recorderは、Unityで映像制作やキャプチャ作業を行ううえで非常に強力な公式ツールです。
- インストールはPackage Managerからすぐ完了
- MP4、静止画、連番、アニメーションまで幅広く対応
- SNS用の動画制作にも最適
- Unity 6環境でも問題なく利用できる
Unityで作品づくりをしているなら、必ず使いこなしておきたいツールのひとつです。

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