使用環境
・Unity Editor:2021.3.18f1
この記事で分かること
- UnityからiOSのGmail(またはメールアプリ)を開く方法
- mailto:リンクを使って件名・本文・宛先を指定する方法
- 実機で動作する【コピペOK】の問い合わせボタンスクリプト
- App Store審査でも通りやすい連携設計のコツ
Gmailアプリを開いてメールを送らせる方法とは?
ピッグダディ
アプリに「お問い合わせ機能」って必要だよね。
バグ報告や要望を受け取るのに欠かせないんだ。
ピッグボーイ
でも、専用サーバーとか用意するのってハードル高くないですか?
ピッグガール
Gmailとかメールアプリがそのまま立ち上がったら、一番手軽そう!
ピッグダディ
その通り!
Unityならmailto:リンクを使えば、Gmailや標準メールアプリを直接開くことができるよ。今回は、問い合わせ内容を事前入力して開く方法を、コピペOKで紹介していくね!
Gmailを開くには「mailto:」リンクを使う
iOSでは、mailto:リンクを開くことでデフォルトのメールアプリが起動します。
iPhoneにGmailが入っていればGmailで、なければ標準のメールアプリが起動します。
書式はとてもシンプル:
mailto:問い合わせ先メールアドレス?subject=件名&body=本文
【コピペOK】Unityからメールを開くコード
using UnityEngine;
public class EmailOpener : MonoBehaviour
{
public void OpenSupportEmail()
{
string to = "support@example.com";
string subject = EscapeURL("【お問い合わせ】アプリについて");
string body = EscapeURL("以下の内容でお問い合わせします。\n\nユーザーID:123456\n内容:");
string mailto = $"mailto:{to}?subject={subject}&body={body}";
Application.OpenURL(mailto);
}
private string EscapeURL(string url)
{
return WWW.EscapeURL(url).Replace("+", "%20");
}
}
実装ポイント
- EscapeURL()を使ってURLエンコード(日本語・改行対応)
- Application.OpenURL()でリンクを開くとiOSの外部アプリが起動
- 特別なネイティブプラグイン不要で即実装可
使用例:お問い合わせボタンと接続
public class UIController : MonoBehaviour
{
public EmailOpener emailOpener;
public void OnContactButtonPressed()
{
emailOpener.OpenSupportEmail();
}
}
注意点・補足
項目 | 内容 |
---|---|
Gmail以外のメールアプリも対象 | あくまで「デフォルトのメールアプリ」を開く |
件名・本文・改行はURLエンコード必須 | \n → %0A などに変換される |
実機でのみ動作確認可能 | Editorや一部Android端末では挙動が異なる |
特定のアプリ(Gmail等)を強制することはできない | Appleのポリシーにより制限あり |
まとめ
ユーザーからの問い合わせ導線を確保することで、
サポート対応の質向上やユーザー満足度アップにもつながります!
ぜひ導入してみてください。
ポイント | 内容 |
---|---|
mailto:リンクを使えばメールアプリを簡単に起動可能 | |
件名・本文・宛先を事前に入力しておける | |
ネイティブプラグイン不要で実装できる | |
App Store審査にも対応しやすい |