Unity入門

【Unity】Font Asset Creatorの使い方 | 日本語、Render Mode、Atlas Resolution、Point Size

UnityでTextMeshPro(TMP)を使うとき、フォントの種類を増やしたい!オリジナルフォントを使いたい!と思ったことはありませんか?

  • カスタムフォントを追加する方法が分からない
  • 日本語フォントがTextMeshProで正しく表示されない
  • フォントサイズやスタイルを細かく調整したい

そこで活用できるのがFont Asset Creator(フォントアセットクリエイタ)」です!
この記事では、Font Asset Creatorを使ったカスタムフォントの作成・設定方法、フォントの最適化、よくあるエラーの解決策まで詳しく解説します!

この記事で学べること

  • Font Asset Creatorを使ってカスタムフォントを作成する方法
  • 日本語フォントをTextMeshProで使う方法
  • フォントのサイズ・スタイル・レンダリング設定の最適化
  • 動的フォントと静的フォントの違いと使い分け
  • よくあるエラーと解決策

※ 多言語対応(日本語対応)は以下のサイトを参考にしてください。

それでは、本題に入っていきましょう。

Font Asset Creator(フォントアセットクリエイタ)の使い方

Font Asset Creatorは、TextMeshPro(TMP)で使用するカスタムフォントを生成するためのツール です。
Unityに標準で搭載されており、フォントファイル(.ttf / .otf)から専用のフォントアセット(.asset)を作成できます。

  • カスタムフォントをTextMeshProで使えるようにする
  • 日本語や特殊文字をサポート
  • フォントの最適化(サイズ・解像度の調整)

Font Asset Creator(フォントアセットクリエイター)を開く

  1. [Window] → [TextMeshPro] → [Font Asset Creator] を選択
  2. Font Asset Creatorウィンドウが開く
Unity Font Asset Creatorの導入の画像

フォントアセットの作成

.ttf や .otf フォントを簡単にTextMeshProで使えるフォーマットに変換できる!

  1. [Source Font File] にフォント(.ttf / .otf)をセット
  2. [Sampling Point Size] を設定
  3. [Atlas Resolution] を設定(推奨:1024 or 2048)
  4. [Character Set] を選択
    • ASCII(英数字)
    • Extended ASCII(英数字 + 特殊記号含む)
    • Custom Characters(自分で文字を選ぶ)←よく使う
  5. [Render Mode] を選択
  6. [Generate Font Atlas] をクリック
  7. [Save as…] で保存
Unity Font Asset Creatorの使い方の画像

日本語フォントの設定

日本語フォントが表示されない原因

TextMeshProのデフォルトフォントには、日本語の文字が含まれていないため、通常の方法では「□(豆腐)」が表示される

解決策 → Font Asset Creatorで日本語フォントを作成!

Google Fontのダウンロードリンク:Google Font

※ Canvas、TextMeshProについて気になる方はこちらを参考にしてください。

日本語フォントを適用する方法

「必要な日本語文字だけを含める」ことで、ファイルサイズを削減できる!

  1. 日本語フォント(例:Noto Sans JP、源ノ角ゴシック)を用意
  2. Font Asset Creatorで「Custom Characters」を選択
  3. [Character Set] → [Custom Characters] を選択
  4. [Characters From File] に、使用する日本語の文字リストをセット
  5. フォントアセットを生成し、TextMeshProのフォントに設定

フォントの最適化設定

Sampling Point Size(ポイントサイズ)

・固定サイズを設定すると、解像度が制限される

Atlas Resolution(フォントテクスチャの解像度)

日本語フォントは「2048×2048」以上を推奨
解像度が低すぎると、フォントがぼやけるので注意!

設定値用途
512×512小規模なUI向け
1024×1024一般的なゲームUI向け
2048×2048大規模なフォント(日本語)向け
4096×4096超高解像度フォント向け

Render Mode(レンダリング方式)

「SDFAA」を推奨(テキストが滑らかに表示される)

設定説明
SDFAA高品質なスムージング(推奨)
SDF通常のスムージング
Bitmapピクセルフォント向け

よくあるエラーと解決策

日本語フォントが表示されない(□になる)

フォントアセットに日本語の文字を含めているか確認
[Character Set] で [Custom Characters] を選択し、日本語の文字を追加

フォントがぼやける

[Atlas Resolution]を2048×2048以上に設定
[Render Mode]を「SDFAA」に変更

まとめ

Font Asset Creatorを使えば、カスタムフォントをTextMeshProで使える
日本語フォントは「Custom Characters」で作成し、必要な文字だけ含めると軽量化可能
フォントサイズや解像度を最適化して、クオリティを向上