Unity入門

【Unity】Tag・Layerの使い方 | スクリプト、オブジェクト識別、衝突判定、表示・非表示

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目次
  1. 使用環境
  2. この記事でわかること
  3. UnityでTag・Layerを活用するには？
  4. タグ（Tag）の使い方とスクリプト操作
    1. タグ（Tag）とは？
    2. タグ（Tag）の使い方
    3. タグ（Tag）のスクリプト判定（オブジェクトの識別判定）
  5. レイヤー（Layer）の使い方と最適化
    1. レイヤー（Layer）とは？
    2. レイヤー（Layer）の使い方
  6. レイヤー（Layer）の実践例
    1. LayerMaskを使って特定のレイヤーとだけ衝突判定
    2. CullingMaskでカメラに映すレイヤーを制限
  7. タグ（Tag）とレイヤー（Layer）の違い
  8. まとめ

使用環境

・Unity Editor：2021.3.18f1

この記事でわかること

  • TagとLayerの基本的な違いと役割
  • Tag・Layerの設定手順
  • CompareTagやLayerMaskの使い方
  • 衝突や描画の制御におけるベストプラクティス

UnityでTag・Layerを活用するには？

ピッグダディ

タグ（Tag）はオブジェクトの種類を識別するため、レイヤー（Layer）は衝突や描画を制御するために使うんだ。
Unityでゲームを作るときには欠かせない機能だよ！

ピッグボーイ

敵とプレイヤーの処理を分けたいんですけど、
タグとか使うって聞きました！

ピッグガール

私はカメラにUIだけ映したくて、
レイヤーをどう使うか調べてたところ！

ピッグダディ

いいね。タグとレイヤーを正しく使えば、オブジェクトの管理も衝突処理もグッと楽になるよ。この記事では、基本からスクリプトでの使い方、描画や当たり判定の最適化まで、わかりやすく解説していくよ！

タグ（Tag）の使い方とスクリプト操作

タグ（Tag）とは？

オブジェクトに名前を付けてグループ化・識別できる機能です。 スクリプトから CompareTag(“タグ名”) を使って簡単に判定できます。

タグ（Tag）の使い方

  1. オブジェクトを選択（Hierarchy）
  2. InspectorでTagドロップダウンを開く
  3. 既存のタグを選ぶ or 「Add Tag…」で新規作成
Unity Tagの設定の画像

タグ（Tag）のスクリプト判定（オブジェクトの識別判定）

//プレイヤーに当たったらダメージを与える
void OnTriggerEnter(Collider other)
{
    if (other.CompareTag("Player"))
    {
        Debug.Log("プレイヤーがダメージを受けた！");
    }
}

※ 当たり判定については以下のサイトを参考にしてください。

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レイヤー（Layer）の使い方と最適化

レイヤー（Layer）とは？

物理演算（衝突）やカメラ描画など、オブジェクト同士の関係性を制御するためのカテゴリ分けです。 最大32個まで定義可能で、主にパフォーマンスと制御性向上に使われます。

レイヤー（Layer）の使い方

  1. Hierarchyでオブジェクトを選択
  2. InspectorのLayerのドロップダウンを開く
  3. 既存のLayerを選択 or 「Add Layer…」で新規作成
Unity Layerの設定の画像

レイヤー（Layer）の実践例

LayerMaskを使って特定のレイヤーとだけ衝突判定

特定のレイヤーのオブジェクトだけを検出
public LayerMask enemyLayer;

void Update()
{
    RaycastHit hit;
    if (Physics.Raycast(transform.position, transform.forward, out hit, 10f, enemyLayer))
    {
        Debug.Log("敵を発見！");
    }
}

CullingMaskでカメラに映すレイヤーを制限

void Start()
{
    int uiLayer = LayerMask.NameToLayer("UI");
    if (Camera.main != null && uiLayer != -1)
    {
        Camera.main.cullingMask = ~(1 << uiLayer); // UIだけ非表示にする
    }
}


※ Cameraについては以下のサイトを参考にしてください。

【Unity】Cameraの使い方完全ガイド｜追従・回転・FPS/TPS・Cinemachine対応の実装方法まで解説Unityのカメラの使い方を解説。2D・3D対応の基本設定から、スクリプトによる移動・回転・追従処理、FPS・TPS視点やCinemachineの使い方も紹介します。...

タグ（Tag）とレイヤー（Layer）の違い

機能タグ（Tag）レイヤー（Layer）
主な用途オブジェクト識別衝突判定・描画制御
判定方法CompareTag(“タグ名”)gameObject.layer、LayerMask など
数量制限制限なし最大32個
衝突制御不可可（Physics設定・LayerMask）
描画制御不可可（CameraのCulling Mask）

まとめ

・タグ（Tag）はオブジェクトを識別して処理を分けるために使う
・レイヤー（Layer）は衝突や描画の制御を効率化し、パフォーマンスを最適化するために使う
・CompareTagやLayerMaskを使えば、スクリプトから柔軟に制御可能
・カメラのCulling Maskや物理レイヤー設定と組み合わせて使うとさらに便利

タグ（Tag）とレイヤー（Layer）の使い方をマスターして、プロジェクトの構造をもっと整理・効率化しよう！

Layer Tag
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